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Crux of Fate – 運命再編プレリリース疾風録 +おまけ

公開日: 投稿者:ちよがみ 日記 ,

英雄は果たせず、殉教者は堕つ。時間は捻れ、運命は入れ替わる。
―《呪われたミリー/Mirri the Cursed(PLC)》より

今を遡ること半年、戦いがあった。

プレリリーストーナメント。その概要については前記事にて述べているため《中略/Syncopate(RTR)》するが、エキスパンションの発売時期ごとにやってくる、血風舞い戦塵吹き荒れる”決闘”の祭典が再び開かれたのである。

まったくの余談であるが、前回の反省を活かしちゃんと昼食を摂ってから挑んだことを付記しておく。

 

私が参加したのは二日目。今回はプレリリースキットの予約に関してぬかりはない。タルキールを統べる五つの氏族のうち、私が選択したのは神秘の技巧の達人にして、自制と統制を持つ神秘家の集団「ジェスカイ道」。本当は1日目も出たんだけどカードプールも結果もクソつまらなかったのでなかったことにしました。

pureri1

古のタルキールに住まうドラゴン達の「狡知」の側面、「龍眼」をモチーフとしたジェスカイの印。

当然プレリリースキットにもそのシンボルが刻印されている。はやる気持ちを抑えつつ、開始の宣言とともに開封。テープは相変わらずやたら剥がしづらい。

 

pureri2

中にはプロモーションカード入りの氏族別仕様パック1つ、タルキール覇王譚が1パック、そして大本命の運命再編が4パック。あとダイスと氏族別缶バッジ。

プロモーションカードはジェスカイ道が信奉する狡猾なるドラゴン《冬魂のオジュタイ/Ojutai, Soul of Winter(FRF)》。青白を含む7マナと重いものの、飛行・警戒に加えて、ドラゴン1体が攻撃するたびに相手のコントロールするカードをタップし、1ターンの間アンタップさせないというその狡知を体現したクリーチャーだ。中身がだいたいわかっているプロモパックを見るのもそこそこに今回の要であるタルキールと運命再編の開封に取りかかる。

私が運命再編の新規カードの中で最も欲しいレアは非クリーチャー呪文に対応し、「果敢」能力を持ったトークンを呼ぶ《僧院の導師/Monastery Mentor(FRF)》と、インスタント・ソーサリー呪文に「絆魂」能力を付与し、マナさえ払えば唱えたインスタント・ソーサリーを墓地に置く代わりに手札に戻すことができる《魂火の大導師/Soulfire Grand Master(FRF)》。これらのカードは当然ジェスカイ道に属する神秘家達だ。

また、神秘の技巧の達人である以上他勢力の者にも目を向け、その眼力を養うが道理というもの。私がジェスカイの外において注目するカードは「残忍」を象徴とするスゥルタイ群に属する強大なデーモン《魂剥ぎ/Soulflayer(FRF)》。マナコストは4黒黒と重いが、自身の持つ「探査」能力によって墓地から追放したカード1枚につき無色マナ1点分を支払うことができ、こうして追放したクリーチャーの持つキーワード能力、飛行・警戒・絆魂などを持つことができるときめきレベルの極めて高いカードだ。

これらのカードを引ければトーナメント上での強弱はともかく試合が常に愉しいものとなることは間違いない。期待に胸を膨らませながら、いざ開封。

そうして引いたレアは《完全なる終わり/Utter End(KTK)》、《僧院の包囲/Monastery Siege(FRF)》、《巫師の天啓/Shamanic Revelation(FRF)》、《精霊龍のるつぼ/Crucible of the Spirit Dragon(FRF)》、《達人の巻物/Scroll of the Masters(FRF)》。

どうしたことか、前回は神話レアを2枚引けたというのに今回は1枚もない。(もっとも2枚のうち1枚は《鎖のヴェール/The Chain Veil(M15)》というリミテッドにおいては産業廃棄物もいいとこのカードだったが)

更に、よく引いたカードを確認したところ赤のカードがなにやら弱い。具体的には、中堅を任せられるカードがせいぜい《ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter(FRF)》と《沸血の処罰者/Bloodfire Enforcers(FRF)》しかいないのだ。除去として貴重な割り振り火力である《発火/Pyrotechnics(FRF)》を2枚取れているのは大きいが、赤の戦力をその4枚に任せ後は適当に埋める、という構築はあまりにも厳しい。というか青と白に偏らせても枠が埋まらない。そもそもジェスカイで使えるレアもオジュタイくらいだ。

これは……詰みか……?とさえ考えた瞬間、ある圧倒的閃きが舞い降りる。

 

別にジェスカイじゃなくてもよくない?

 

そう思い立った瞬間、あるレアカードが目に留まった。《完全なる終わり/Utter End(KTK)》だ。


完全なる終わり / Utter End (2)(白)(黒)
インスタント
土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する。


古き良きウェザーライト・サーガの時代、そのストーリーのクライマックスを象徴する名カードである《名誉回復/Vindicate(APC)》の直系の子孫ともいえるこのカードは、リミテッドで必ずぶち当たる巨大クリーチャーや飛行クリーチャー、堅牢な守りの後ろに立つプレインズウォーカー、破壊手段の極めて限られるアーティファクト・エンチャントなど、対処が困難なパーマネントを一撃で葬ることができるのだ。

このことに気付き黒や多色のカードを確認すると、《薄暗がりへの消失/Douse in Gloom(FRF)》《過酷な命の糧/Harsh Sustenance(FRF)》など、赤以外にも使い勝手の良さそうな除去が転がっているではないか。

更に、青のクリーチャーからも一人有望株を発見する。


マラング川をうろつくもの / Marang River Prowler(2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
マラング川をうろつくものではブロックできず、マラング川をうろつくものはブロックされない。
あなたが黒か緑のパーマネントをコントロールしているかぎり、あなたはマラング川をうろつくものをあなたの墓地から唱えてもよい。
2/1


スゥルタイ群に属し、ハリウッド俳優を思わせる野性味溢れたイケてるマスクが特徴のこのクリーチャーは、ブロックされない能力によって除去されない限り確実に2点ずつライフを削ってくれる。更に黒のパーマネントがあるならば墓地からの復活も可能。序盤から中盤にかけて息切れの抑止力となるだろう。

更に、《磨かれたやせ地/Scoured Barrens(FRF)》が2枚、《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel(KTK)》が1枚と3色中2色が一致する土地が6枚も取れている。

これで決まった。デッキカラーは青白黒のエスパーカラー!奇しくも前回、M15プレリリースの時と同じ組み合わせである。

タルキールより遥か彼方の次元、アラーラの断片の一つエスパー。魔法金属エーテリウムに覆われた、魔道士とアーティファクトが支配する世界の囁きに導かれ、神秘の技巧の達人は更なる高次の存在、神秘の技巧のエーテリウムの達人へと進化した!

というわけで祝福されし完成へと至ったデッキがこちら。土地の配分とか悩みすぎて時間ギリギリだったというかたぶん30秒くらいオーバーした。表記は《日本語カード名/英語カード名(収録エキスパンションの略号)》。

「神秘の技巧のエーテリウムの達人」

クリーチャー10

1《冬魂のオジュタイ/Ojutai, Soul of Winter(FRF)》
2《エイヴンの散兵/Aven Skirmisher(FRF)》
1《チフス鼠/Typhoid Rats(FRF)》
1《マラング川をうろつくもの/Marang River Prowler(FRF)》
1《スゥルタイの使者/Sultai Emissary(FRF)》
1《砂草原ののけ者/Sandsteppe Outcast(FRF)》
1《マルドゥの悲哀狩り/Mardu Woe-Reaper(FRF)》
1《放浪する勇者/Wandering Champion(FRF)》

インスタント・ソーサリー11

1《蔑み/Despise(KTK)》
1《名誉の報賞/Honor’s Reward(FRF)》
2《払いのけ/Whisk Away(FRF)》
1《宝船の巡航/Treasure Cruise(KTK)》
1《ジェスカイの呪印/Jeskai Runemark(FRF)》
1《砂爆破/Sandblast(FRF)》
1《完全なる終わり/Utter End(KTK)》
1《薄暗がりへの消失/Douse in Gloom(FRF)》
2《過酷な命の糧/Harsh Sustenance(FRF)》
1《実在への書き込み/Write into Being(FRF)》

エンチャント・アーティファクト1

1《僧院の包囲/Monastery Siege(FRF)》

土地17

5《島/Island》
4《平地/Plains》
2《沼/Swamp》
1《神秘の僧院/Mystic Monastery(KTK)》
1《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel(KTK)》
1《磨かれたやせ地/Scoured Barrens(FRF)》
1《陰鬱な僻地/Dismal Backwater(FRF)》
1《平穏な入り江/Tranquil Cove(KTK)》

組んでから気付いたのだが、でかいクリーチャーがオジュタイしかいない。

クリーチャーのサイズでは他に一歩譲るジェスカイとはいえこれはいくらなんでもキツイんじゃないかという考えが浮かぶが、ないもんはしょうがないのだ。小型クリーチャーで削り、過酷な命の糧やマラング川さんでとどめを刺す。僧院の包囲、宝船の巡航という強力ドローソースを2枚も確保できているのだ。どうにかなるだろう。

戦場はホビーステーション金沢店、全5回戦。ジェスカイとエスパーの神秘家ちよがみ、推して参る!

 

Round1:VSティムール

Game1:どういうわけかクリーチャーを全く引けず除去を固め引く。なんとか手札を切って相手の攻め手をさばくも間に合わずファッティ(巨大クリーチャー)が数体立つが、その窮地にオジュタイが着地。が、着地した瞬間に《凶暴な殴打/Savage Punch(KTK)》(通称熊パンチ。はびくが大好き)で狩られて即座に絶命。そのまま殴られて死んだ。ライフ1点も削れず。圧敗。

Game2:序盤の土地事故でかなり出遅れるも、なんとか小型クリーチャーでの殴り合いに持ち込み好調に相手のライフを削っていくが、やはりその遅れが響き相手のファッティ間に合わずに先に死亡。

××

だらしなくもスト負けを喫したせいでめちゃくちゃ時間が余ったので、手持ちの構築のデッキでフリープレイ一本。フォーマットはモダン。

Round1番外:ジェスカイセプターVS親和

Game1:《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》のセットを確認した時点であっ…(察し)ってなる。こちらも一応《差し戻し/Remand(RAV)》などで応戦するも全く間に合わず、最終的には《刻まれた勇者/Etched Champion(SOM)》+《エーテリウムの達人/Master of Etherium(ALA)》+《頭蓋囲い/Cranial Plating(5DN)》を担いだ《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M15)》という超絶打点が爆裂し、余裕の死亡。

Game2:相手の展開がかなり早いが1戦目ほどではなく、4ターン目に《神の怒り/Wrath of God(8ED)》で相手クリーチャーをすべて吹き飛ばす。相手も《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》で墓地のクリーチャーを除外してトークンを生み出し絶えず殴ってくるが《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms(JOU)》の助けによりそれらを焼き払い、最終的には《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》X=6で6点回復6ドローの暴力プレイで勝ち。

Game3:相手土地なしにもかかわらず飛行機械飛行機械に加えて《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》、《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(LRW)》と強引に展開。こちらの2ターン目にいきなりトップデッキした親和絶対殺すマン《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage(MMA)》で相手投了。そりゃそうだ。

×○○
プレリ本戦そのものよりフリプのほうが燃えた。(暴言)

Round2:VSスゥルタイ

Game1:土地2枚に蔑み、悲哀狩りと動きやすいなかなかの手札と思ってキープしたらその後全く土地引かずにボコボコにされた。

Game2:散兵やマラング川さんで頑張るもやはり打線が細く、削り切る前に押し切られて敗北。

××

だらしなくも(省略)手持ちの統率者のデッキでフリプ。いわゆるデュエルコマンダーというやつ。

Round2番外:《永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal(CNS)》VS《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant(C14)》

ジェネラル紹介した瞬間うわっwwwwwwwみたいなこと言われる。私も相手のジェネラルを見てうわっwwwwwwwwwってなる。邪悪VS更なる邪悪。

なぜか相手の(笑)系プレインズウォーカー《悪鬼の血脈、ティボルト/Tibalt, the Fiend-Blooded(AVR)》が大活躍したり、《屑鉄の熟達/Scrap Mastery(C14)》の返しに《古術師/Archaeomancer(M14)》で回収した《神の怒り/Wrath of God(5ED)》をブチ込み再び更地にしたりティボルトの奥義で《太陽のタイタン/Sun Titan(C14)》を奪わる屈辱を味わったりといろいろあったが時間切れ。

最終的には相手の場に《ダークスティールの溶鉱炉/Darksteel Forge(M14)》で破壊不能となった《ニンの杖/Staff of Nin(M13)》とか元々破壊不能の《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll(M13)》が徐々にライフ削ってきてたからそのうち負けたと思う。例によってプレリ本戦そのものよりフリプのほうが燃えた。(暴言)
Round3:不戦勝。ヒマだから一緒に来てたティムールの戦士しみさんの戦いぶりを見たり遊戯王したりしてた。
Round4:VSアブザン

Game1:うまい具合にこちらにクリーチャーが並び、殴り合いとなるが除去の数でこちらが勝り相手の攻め手を捌き切り勝利。

Game2:今回も相手のライフを調子よく削るが相手の除去がひたすら突き刺さり、クリーチャーが自軍の場から消え去る。こちらは僧院の包囲をカンのモードで設置、通常ドローの代わりに2ドロー+1ディスカードの効果で決着をつけられるカードを探しにいくがここで問題発生。宝船の巡航を含んだ度重なるドローによってデッキが極めて薄くなっていたのだ。当然、デッキの残り枚数が0のときにドローできなければ敗北する。急ぎ勝負を決めようと実在への書き込みをキャストし、オジュタイを発見してそのまま予示するが熊パンチにより即死。クリーチャーを繰り出し続けて攻めるも間に合わずにライブラリーアウト。まさかリミテッドで自分がLO負けするとは……。

Game3:霜歩きを筆頭とするクリーチャーでひたすら殴って勝ち。2マナパワー4の打点は流石。

○×○

Round4:アブザン

Game1:マリガンした後に絶望的な事故ハンドをたたきつけられ負け。

Game2:序盤から相手の戦線がかなり強く厳しい戦いを強いられる。押され始めた窮地に追加された相手の《雪花石の麒麟/Alabaster Kirin(KTK)》を砂爆破で退け延命するも、次のターン墓地の麒麟を食べて出てきた魂剥ぎさんにバラバラにされた。

××

結果:5戦2勝3敗。(うち1勝不戦勝)
あのさぁ……。
参加賞のパックからのレアは《悪行の大悪鬼/Archfiend of Depravity(FRF)》。きみね、プレリの箱から出てきてくれていれば僕はたいへん助かったのだが、そのへん如何お考えだろうか。

ウギンの運命プロモーションパックからはそれぞれイラスト違いの《魂の召喚/Soul Summons(FRF)》、《切り出した石の従者/Hewed Stone Retainers(FRF)》。

楽しかったが、悔いが残る結果となってしまった……と思った矢先、どうやらモダンでの大会を開催するらしい。せっかくデッキを持っていている以上、これは参加するしかあるまい、というわけで空腹を押して参戦。というわけで以下おまけ。本日二度目の大会レポートである。

使用デッキはフリプの折にも使ったジェスカイセプター。基本はトリコロールカラーのコントロールデッキであるが、《等時の王笏/Isochron Scepter(MRD)》を主な勝ち筋とし、それに伴い2マナのインスタントを多く採用しているのが特徴である。

「ジェスカイセプター」

クリーチャー0

インスタント・ソーサリー30

3《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
3《流刑への道/Path to Exile(MMA)》
1《疑念の影/Shadow of Doubt(RAV)》
2《交錯の混乱/Muddle the Mixture(RAV)》
2《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》
2《差し戻し/Remand(RAV)》
3《深遠の覗き見/Peer Through Depths(MMA)》
3《マナ漏出/Mana Leak(M12)》
2《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
1《研究+開発/Research/Development(DIS)》
2《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》
2《電解/Electrolyze(GPT)》
1《時を越えた探索/Dig Through Time(KTK)》
1《至高の評決/Supreme Verdict(RTR)》
1《神の怒り/Wrath of God(8ED)》
1《イゼットの魔除け/Izzet Charm(RTR)》

アーティファクト・エンチャント4

4《等時の王笏/Isochron Scepter(MRD)》

プレインズウォーカー1

1《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(M12)》

土地25

1《平地/Plains(TSP)》
1《島/Island(RTR)》
2《山/Mountain(RAV)》
3《神聖なる泉/Hallowed Fountain(RTR)》
2《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》
1《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(GTC)》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(KTK)》
1《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(KTK)》
1《汚染された三角州/Polluted Delta(KTK)》
4《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》
1《氷河の城砦/Glacial Fortress(M12)》
1《断崖の避難所/Clifftop Retreat(ISD)》
1《硫黄の滝/Sulfur Falls(ISD)》
1《岩だらけの大草原/Rugged Prairie(EVE)》
1《反射池/Reflecting Pool(SHM)》
2《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》

サイドボード15

2《神々の憤怒/Anger of the Gods(THS)》
1《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms(JOU)》
1《静寂宣告/Render Silent(DGM)》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(MMA)》
1《論理の結び目/Logic Knot(MMA)》
1《忘却の輪/Oblivion Ring(M13)》
2《交錯の混乱/Muddle the Mixture(RAV)》
2《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage(MMA)》
1《摩耗+損耗/Wear+Tear(DGM)》
1《対抗変転/Counterflux(RTR)》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(MMA)》

攻撃面においては青白系コントロールの定番である一時的にクリーチャー化する土地の天界の列柱と、等時の王笏に刻印した稲妻および稲妻のらせん連打でライフを攻め、防御面においてはリセット呪文の二大巨塔ともいえる神の怒りと至高の評決をダブル採用、またカウンター合戦に極めて強い差し戻し、序盤の立ち上がりを挫くマナ漏出、《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》や《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》など出現頻度の高い2マナの超危険球を確実に弾く呪文嵌め、《風景の変容/Scapeshift(MOR)》など一撃必殺級のインスタント・ソーサリーを打ち消し、腐っても「変成」能力により2マナ呪文をサーチできる交錯の混乱を搭載。

まさしく攻守において隙はなし。

2009_11_05_11
とにもかくにも戦場は引き続きホビーステーション金沢店、全3回戦。いざ出陣!
Round1:トリコトラフト

Game1:相手先攻、セットランドは神聖なる泉。そして次のターンは《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》から蒸気孔。見えている色は青白赤。すなわち、ジェスカイ同門対決っ……!コントロール同型戦かと思ったが、向こうはどうやら《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を筆頭とする優秀なアタッカーを核としたいわゆるミッドレンジタイプであるようだった。肝心な試合内容であるが、こちらが事故って土地が2枚で止まっている間に《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》にボコボコにされ、火力でとどめを刺されて終わった。ヴェンディリオンで手札を確認されたとき、あっ(察し)みたいな顔をされ1枚もボトムに送られなかったのが印象的だった。

Game2:どういうわけか相手が稲妻・稲妻のらせん・電解のジェスカイ火力三点セットを乱れ撃ち。更にトラフトと《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》で執拗に攻め立てられるがこれは神々の憤怒、至高の評決で流し、続けて現れた《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》もマナ漏出でかき消す。しかし火力呪文までは捌ききれず、ライフは残り1点に。お互い決め手を引けず膠着するが、火力引かないでください!なんでもしますから!の祈りが通じたのかこちらの等時の王笏刻印稲妻のらせんが先に完成、ライフ差を一気に引き戻しそのまま勝利。

Game3:2戦目に引き続き猛烈な火力呪文の嵐が襲うが、クリーチャーを引いていないのかこちらのライフ残り3点でライフを削る。その間に無論こちらも黙っていたわけではなく、天界の列柱だけで殴り続けて16点ほど削り、火力でとどめ。かつてないほどギリギリの戦いだった。

×○○

Round2:赤単アグロ(ひで)

この日初めての身内戦。この男、なんとスタンダードそのままのデッキでモダンの土俵へと上がってきた益荒男である。赤単といえば後退を知らず、躊躇も知らず、相手が立ち上がる前に疾風怒濤の速度を持って殴り切る男の中の男のアーキタイプ。初動の遅いコントロールにとっては、ただ一瞬の油断さえも死に直結する!

Game1:初手の土地がやばいことになっていたが、なぜか3枚まとめてやってきた流刑への道を頼みにキープ。相手の初動は《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》速攻パンチ、続くターンで《アクロスの十字軍/Akroan Crusader(THS)》+《槌手/Hammerhand(M15)》でパンチとかなりの回りだが、対応して流刑への道を切りちまちまと除去を繰り返す。本体に飛んできた《マグマの噴流/Magma Jet(THS)》はマナ漏出、これ対し相手は2マナしか出せずに打ち消し。残党に殴られつつもライフが0になる前に等時の王笏刻印稲妻のらせんを完成させ相手の場に残ったクリーチャーをなぎ払い、続けて本体も焼ききり勝利。コンボが完成したときの残りライフは2、すなわちマグマの噴流を打ち消せなければ死んでいた。どうやら相手はあのとき土地を置き忘れて3マナを払えなかったらしい。流石は速攻の赤、肝の冷える戦いだった。

Game2:相手の全力展開を見てから渾身の神々の憤怒。クリーチャーをまとめてなぎ払い、ついでに相手の《火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr(THS)》が勝手に本体にも3点ほど与えてくれたところで等時の王笏設置、勝利。圧勝したはずなのにいつの間にかライフギリギリだった。なぜだ。

○○

Round3:赤黒バーン

実はこの人とは以前対戦したことがあり、そのときは1-2で負けてしまった。というわけで今回はリベンジマッチにあたる。気合入れて行くぜ行くぜ行くぜぇ!

Game1:ダイスのチカラが足りず相手先攻、《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》切って《血の墓所/Blood Crypt(RTR)》ショックイン、《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》キャストそのままパンチを喰らう。この時点でライフはもう半分くらいないものと思うことにする。相手はバーン、こちらも出来る限りライフの支払いを最小限に抑えつつテンポも失わないセットランドを心がけるが相手は2ターン目に更に先達を追加。あれれ~相手の場に土地1枚しかないのにもう6点も削られてるぞ~~~~???その後は先達に殴られてデッキトップめくる仕事をしながらたまに電解で先達1体焼いてみたりもするが全然間に合うわけもなく稲妻をブチ込まれてこんがり焼かれた。

Game2:サイドから投入するカードがない。(迫真)《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》や《コーの火歩き/Kor Firewalker(WWK)》があればまた違ったのかもしれないがないものはしょうがないので適当に重いカードを削って交錯の混乱と神々の憤怒を投入。ゲームが始まった途端相手は《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》連打しながら《灰の盲信者/Ash Zealot(RTR)》で殴ってくる。1戦目の猛襲よりはまだマシなのでもしかしたらワンチャン間に合うんじゃないか?と思ったがライフ残り6点になったところで《夜の衝突/Bump in the Night(ISD)》+稲妻ダブルパンチでおわり。こんなのマジックじゃない!(半泣き)

××

一日に二度も大会に参加するのは初めての経験であったが、どちらの大会も戦場でありながら和気藹々とした雰囲気で、普段は余所者にすぎない私にとっても居心地のよいものであった。

そんな空気の中パックの引きで一喜一憂し、配られたカードだけで戦い、その勝敗にも喜び、あるいは悲しみ、そしてまた戦う。僕達は、やっぱり勝負事がやめられないのかもしれない、と思った一日だった。

なお今回の教訓だが、あまりに時間を気にしなさすぎると腹が減ってくるので辛い思いをする、ということである。食事は三食決まった時間にしっかり摂ろう。私との約束だ。

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